「食物連鎖」
先週は三連休いただきましてありがとうございました。
無事に帰ってきまして6日(木曜日)から営業再開してます。
サロンワーク中にお客様に「今度、栃木に行くんですよ~」なんて話をしてると
「栃木にいったい何しに行くんですか?」
と聞かれることがよくあったのでちょっとだけ説明します。
「情報」についての持論なんですが、
今の時代はとても便利な世の中になっていてテレビをつければ、パソコンを開けば
スマホを開けば、雑誌を開けば
色んな情報が瞬時にでてきます。
世の中にはたっくさんの情報が溢れています。
でも、そこには「真実」はないと思っていて、
そこにある情報をもとに実際に試してみて失敗してその結果から学んだり。
その場所に行ってみてその場所の景色や空気を感じてみたり、
その人に会いに行ってその人の話を聞いたり。
「自分自身」が「動く」ことで
「誰でも手に入るただの情報」から「真実」に変わるとおもっています。
今回栃木に行ったのは、自分達が将来やりたいと思い描いている事に
近いことをすでにされている人達がいるので実際にその場所へ行って
その人達に会って自分達が何を感じるかを確かめに行ったのです。
実際にそのお店達、その人達にふれて感じた事が、
一見バラバラなんだけど軸になる部分で共通する点を
自分達なりに見出せたので
色んな意味で改めて「大事な事」を確認することができました。
友達の山村くんのお陰でフードスタイリストの高橋みどりさんともお話することができたし。
書き出すとたくさんあるのでこのくらいにしときます。
気になる方はサロンで聞いてください。
ということで今回の旅で撮った写真の一部を貼り付けときます☆
久しぶりの新幹線
日光東照宮にもいきました
ここには徳川家康のお墓があります
名工「左 甚五郎」の作品。見ざる・云わざる・聞かざるの三猿
同じく「左 甚五郎」の作品。眠り猫
鳥居に徳川家の家紋 。
この鳥居の延長線上のずっと先に江戸があったらしいです。
エネルギーの通り道らしいです。
そこまで計算して作るなんて昔の人は凄いです。
途中でどんどん雪が降ってきて九州育ちの僕らは少しびっくりしましたが、
とても気持ちいい神社でした。
友達が好きな神社だというのも納得でした。
かつおぶしじゃない。
まず言葉をえらぶ。
太くてよく乾いた言葉をえらぶ。
はじめに言葉の表面の
カビをたわしでさっぱりと落とす。
血合いの黒い部分から、
言葉を正しく削ってゆく。
言葉が透きとおってくるまで削る。
つぎに意味をえらぶ。
厚みのある意味をえらぶ。
鍋に水を入れて強火にかけて、
意味をゆっくりと沈める。
意味を浮きあがらせないようにして
沸騰寸前サッと掬いとる。
それから削った言葉を入れる。
言葉が鍋のなかで踊りだし、
言葉のアクがぶくぶく浮いてきたら
掬ってすくって捨てる。
鍋が言葉もろともワッと沸きあがってきたら
火を止めて、あとは
黙って言葉を漉しとるのだ。
言葉の澄んだ奥行きだけがのこるだろう。
それが言葉の一番ダシだ。
言葉の本当の味だ。
だが、まちがえてはいけない。
他人の言葉はダシにはつかえない。
いつでも自分の言葉をつかわねばならない。
「食卓一期一会/長田 弘詩集」(1987年晶文社より)